銭洗い神社でスマホを洗ったらご利益が!?

2024年3月某日、海外でETFとして承認されたビットコインが1BTC=1,000万円を超えたと騒がれ始めた頃の話です。不注意からメインのメタマスクウォレットをハッキングされ、資産の多くを失ってしまった私は残されたわずかな暗号資産とNFTを握り締め、ただただ半減期祭りに煽られて多少上昇してくれたGSTを「歩いて稼ぐ」毎日でした。いつものように気ままにGSTマイニング散歩をしていると、近所の小さな池にぶつかりました。池の名は「弁天池」


釣り禁止の看板や綺麗に咲いた桜の木々を横目に、池の周りをぐるりと散歩できる整備された散策路を歩きながら水中をのぞくと、鯉やブルーギルの後を追いかける巨大な影を見つけました。ブラックバスにしては大きすぎるので雷魚?ナマズ?おそらく1メートルは超えるその魚影に、釣り好きの私は釘付けになり、こちらに移り住んでから2年になりますが、あまり通ることのなかった弁天池をマイニングコースに加えることにしました。結果からいうと、その巨大な影は古代魚のガーパイクでした。こんなところに!びっくりですが、おそらく観賞用に飼っておられたどなたかがこの池に放流したのかもしれません。魚なのに見た目がワニ風のこいつは、在来魚の生態系を崩す恐れのある肉食魚として特定外来生物に指定されており、こういったところに放流してはならない、と規制されています。


調べてみると、違反した場合、最大で個人の場合は300万円の罰金もしくは3年以下の懲役、 法人の場合は1億円の罰金が科せられるそうで、これを捕獲したら金にならんかな?
いやなるわけないやろ、、などとぶつぶつとつぶやいているとき、ここからがやっと本題なのですが、ふと気になって池の中央にある島に目をやりました。岸から池の中央に向かって石でできた桟橋の先に鬱蒼と木々の生い茂るこの小さな島は見え隠れしています。1周を約20分程度で歩くことができる比較的小さな池にはなんとなく不釣り合いの島。


宮崎駿作品にも出てきそうなロケーションに魅せられて桟橋の近くまで行くと、「浄財弁財天」と書かれた石柱や鳥居が見えました。その場でググってみると【弁財天(べんざいてん)は、七福神の一尊で、財福や商売繁盛のご利益がある神様です】とあります。財福?いまの私にぴったりではないか、こんな近くにいらっしゃったのか、とさっそく鳥居をくぐってみることにしました。


木々に遮られて昼間でもうす暗い島の中央付近に、お世辞にも綺麗とはいえない「拝殿」がありました。けど、これはむしろご利益がいただけそう、としっかり「二拝二拍手一拝」。なんとなく、縁起の良い感じがしたのでその日以来、歩くときには必ずこの弁財天様には手を合わせることを日課としていました。


通い詰めて数日が経ったある時、ふと思いました。「いっこうにご利益がないやないか」いやいや、これはまだ弁財天様に試されているステージなのだ。この試練に打ち勝つまで続けるべきという根拠なきスピリチュアル精神で、引き続きせっせと通うことに。そして本日、「期待せずただ一心に参る」と誓ったものの、まったくご利益が感じられず、「これはもしかしたら私の参拝のお作法がよくないせいのかもしれない」と、「浄財弁財天様」を調べあげてから参拝することにしました。「浄財弁財天」というものは、弁財天を祀る神社の銭洗水に小銭や紙幣を浸して清める「銭洗い」という習わしが日本に伝わっていることに由来している神様とのこと。つまり、弁財天を祀る神社の銭洗水に小銭や紙幣を浸して清めれば、金運と財運が上がるとされているのだということを知りました。なるほど、ただ拝むだけでは無益だったのか。そこで早速、この島の中の拝殿周囲に「銭洗水」なるものがないか?と見渡しましたが、どこにもありませんでした。代わりに、雨水が溜まってボーフラの湧いた緑色の液体が溜まっただけの「手洗い」なるものがあることに気付きました。


他にそれらしきものは見当たらないため、これか?本当にこれか?私はこの水でお金を洗うのか?・・・洗うべきだ!と決心。しかしながらここで問題に気付きます。そう、わたしは普段、現金を持ち歩かないクリプト民族であるため、お金を洗うことは物理的に不可能なのだということを。現金を用意して別の日にするか?いや、ちょっと待て、神様なら人類がやがて現物通貨を手放してデジタル通貨に移行していくことは既にお見通し、デジタル通貨を洗うことは自然なことなのではないか!よし、メタマスクを洗うぞ!いやそれは無理だ。であればもうスマホそのものを洗ってしまおう!と腹をくくりました。これも調べてわかったことですが、何も金銭をジャバジャバと洗う必要はなく、例えば紙幣であれば端の方を少し濡らす程度でもよい、とされているそうです。そこで、そばに置いてあったひしゃくにボーフラ入り緑色水をすくい、スマホのちょうど角のところを濡らして、即座にハンカチで拭いました。これで完了。石橋を渡って島を出て散歩コースに戻りました。そしてこれも日課なのですがコンビニでコーヒーを買って飲みながら引き続き散歩しようと、近くのセブンイレブンに入りました。レジに行き、いつも通りPayPay支払いを済ませてコーヒー抽出ブースに向かおうとしたところ、店員さんに呼び止められました。「お客様!さきほどのPayPay支払いがエラーで決済できていませんでした、もう一度お願いできますか?」とのこと、通信エラーか?はじめてだな。と思いながら再度バーコードを読み取ってもらうもまたもエラー、あ!これはもしかしたらさっきのボーフラ緑色水が原因か!?と思いましたがよく見ると残高が116円になっていることに気付きました。


こんなことは初めてです。あ!思い出した、そういえば、今月は嫁さんのご両親が遊びにこられて一緒に琵琶湖にある竹生島の神社(あとでよく考えるとこちらも弁財天様だった!というか、ここは日本三大弁財天ひとつで相当なパワースポットなのでした)に行った際に支払った船代はたしか、私のPayPay残高であったことを。しまった。最近、入金無料サービスを受けるために自動チャージを解除して、新たにお金を入金するには嫁さんの許可が必要だったことを思い出しました。めんどくさい、がしかし勝手に入金すると間違いなく嫁さんにシバかれるため、かくなる上はいくらか溜まっているであろう、これまでつかったことのないPayPayポイントで120円全てを支払ってやろう!とほくそ笑みました。しかしながら、PayPayポイントがどの程度あるかわからないし、支払い方法も不明なため一旦コーヒーを断念し、セブンイレブンの外でPayPayポイントについてポチポチと確認することにしました。

竹生島(ちくぶしま)は、滋賀県長浜市の湖岸からおよそ6kmに位置する琵琶湖にある島です

しかも、世にいわれる「日本三大弁財天」とは、ここ近江の竹生島、安芸の宮島、江の島のものだそうで相当なパワースポットのようです

調べてみると、なんと!1ポイント1円のPayPayポイントが10万ポイント以上もついており!しかも、もともとは7万ポイント程度だったものがポイント運用なるもので3万ポイント以上も増えて10万円分になっているのだということが判明しました。これは!!もしや弁財天様がPayPayポイントを増やしてくれた?というわけではなく、そういえば、ずいぶん前になんとなくPayPayをいじっていた際に気まぐれにポイント運用(GAFAM等に連動したテクノロジーコース)に設定したな、と思い出しました。恐るべし複利の効果!そこで私は思いました、あ!弁財天様は「わしにお願いする前にアンタは自分の資産を見直し一度整理しなさい!」とおっしゃっているに違いない、と気づきを得ることができました。なんせ、こんなことがなければPayPayポイントの存在に気付けていなかったのだから。そのあとは無事にコーヒーを買うことができました。さて、これを機会にポイント運用も含めて全ての資産を見直すことを決めました。その後、自宅に戻り、放置していたPayPayポイントのテクノロジーコースの半分をゴールドコース(金に投資するもの)に移して再度、運用をしていくことにしました(余計なことをしてしまったかもしれないが)。
さてさて、弁財天様の今後のご利益のゆくえは、、、また機会あれば結果についてご報告いたします!ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

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