ブロックチェーン

簡単にいうと「管理者が存在しない台帳」のこと。
NFTも暗号資産も実は同じこのブロックチェーン技術を用いています。ネット内におけるデータ(情報)を複数のユーザーで相互承認する「分散型台帳」という技術があり、これは中央集権的な特定の権限者による管理の仕組みとは異なる、非常に民主的なデータ管理の技術です。この分散型台帳の技術のひとつがブロックチェーンです。

ブロックチェーンの特長は大きくは3つ、
①改ざんやコピーができないこと
②価値そのものを移転できること
③追跡可能かつそれを誰でも閲覧可能なこと

たとえば銀行の海外送金は複数の事業者を介したりデータの付け替えが行われたりすることからたくさんの手数料コストがかかりますが、暗号資産であれば余計なコストがかからず1通貨のデータを付け替えることなく1通貨そのものをダイレクトに送金することができます。NFTはブロックチェーン技術における規格の一種ともいえます。だれでも参加できる相互承認の仕組みになっているという点では暗号資産と同じですが先に述べた通り唯一無二の価値を証明できるように暗号資産とは異なる規格を用いています。つまりNFTのデータには固有のIDが付加されているわけです。

こうした技術的な特長を踏まえて、NFTと親和性の高いビジネスは何かイメージできないでしょうか?現状、代表的なのはキャラクターや版権などのIP(Intellectual Property 、知的財産)ビジネスです。デジタルアートなどのほか著作権などが発生するあらゆるコンテンツビジネスはNFTと非常に相性がよく、この先、オリジナルデータの売買はもちろん、再販や権利取引などがNFTを用いた仕組みにリプレイスされていくとすればリアルの小売業がネット小売業がネット通販に置き換わったのと同じようにNFTビジネスの潜在的可能性は莫大なものになります。

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